日産は1日、中国資本の電池メーカーと共同でイギリスのサンダーランドにある拠点に電気自動車=EV向けのバッテリーを生産する大規模工場、いわゆる「ギガファクトリー」を新設する計画を発表しました。
投資総額は日本円でおよそ1530億円。年間最大でEV10万台分のバッテリーを供給し、新たに6200人分の雇用が生まれるとしています。イギリス国内にバッテリー工場を作る理由としては、EV製造のサプライチェーンを近づけることでコストだけでなく運送で排出される二酸化炭素の削減が見込めることや離脱後のEUにEVを輸出する際、国産もしくはEU産の部品の割合が高ければ関税がかからないことなどがあります。
イギリス政府は2030年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止することを表明していて、日産の生産拡大などを通じてEVの価格を下げ、普及を後押ししたい考えです。